お部屋掃除のコツ

掃除の順番は
お部屋の掃除をする際、気を付けたいのが“掃除をする順番”です。
部屋の掃除をする場合、まずは掃除機で床の掃除をする前にタンスや棚など床より高所にある場所から掃除をするように心がけましょう。ホコリは上から下へと落ちるものなので、先に掃除機がけをしてしまった後で高所の掃除をすると、再びホコリが床へと落ちてしまいます。
また、掃除機がけをする際は部屋の手前から掃除を始めず、部屋の奥から始めることで、足の裏についたホコリや、掃除機がけ時に舞い上がったホコリが掃除後の場所にも残ってしまう恐れがあるからです。

ハウスダストアレルギーの方や、ホコリが舞うことに抵抗のある方は、柄が伸びるタイプのハンディワイパーを活用すると良いでしょう。ホコリを絡め取るタイプや静電気でホコリを集めるタイプの商品などがありますから、自分の好みに合うタイプのモノを選びましょう。
ホコリがたくさん溜まっている場合は多少舞ってしまうこともあるかもしれませんが、ハタキを使うのに比べれば、かなり防ぐことができます。
手軽にホコリを取ることができますから、ホコリが溜まる前にササッと掃除してしまうというのが賢い方法だと思います。
ウチは大丈夫!という方も、エアコンの上や冷蔵庫の上、電気のカサの上などをチェックしてみてくださいね。意外に溜まっていますから・・・。
ビニール床はいかようにも
「畳だと洗剤拭きができない」、「カーペットだとクイックルワイパーが使えない」など、床の材質、形状などによって掃除の仕方が限られてしまう場合があります。
それに対し、ビニール床は掃除機OK、クイックルワイパーOK、水拭きOK、洗剤拭きOKと、掃除好きの方にとっては、たまらない材質です。プロのクリーニングを頼まなくても、かなりの程度までキレイにすることができるのです。
そのような特性からか、いかようにも掃除ができるビニール床は、汚れやすい部屋・場所に使われている場合が多かったりします。特ににキッチン・ダイニング周りの油ハネ多発エリアに使われることが多いようです。
油ハネがない場合は、掃除機やクイックルワイパーで十分キレイになります。他の部屋を掃除機がけした流れでできますから、ラクにキレイにすることができます。

油ハネがある場合は、掃除機やクイックルワイパーは使ってはいけません。油汚れを広げてしまうだけでなく、掃除用具を油で汚してしまうことになります。
まずはぞうきんで水拭きをし、表面の汚れを落とします。次に油汚れ用の洗剤を使って拭いていきます。洗剤を染み込ませたぞうきんで拭いていき、汚れがヒドイ場所は直接スプレーして汚れを浮かせてから拭き取ってください。洗剤拭きが終わったら、別のぞうきんで水拭きして終了です。
畳は掃除機プラス・・・
畳は掃除機だけかければ良いと思っていませんか。もちろん掃除機だけでもある程度キレイにはなりますが、ビニール床などに比べて汚れも入り込み易いですし、ちょっとしたシミが残り易かったりします。
できれば週に1回は、かたく絞ったぞうきんで水拭きをしたり、リビング用洗剤を薄めて洗剤拭きをするようにしましょう。ゴシゴシ拭くのではなく、掃除機をかける時と同様、畳の目に沿って畳表を傷つけないように気を付けてください。水拭きをした後は乾いた布で清め拭きをし、風通しを良くして乾燥させることも忘れないで下さいね。

フローリングの床は年に一度でもワックス掛けを
フローリングの床は汚れにくく、掃除も簡単です。掃除機や拭き掃除などで十分綺麗に仕上がります。しかし、抜け毛やホコリなど細かなゴミが溜まると目立ちやすいという欠点もあります。
こまめな掃除機かけや拭き掃除をすることで、常に清潔なフローリング床を維持することができます。

普段のこまめな掃除をすることで、フローリングを清潔に保つことができますが、年に1度程度ワックス掛けをすることで、傷や汚れからフローリングを守ることができます。
見た目が美しくなるだけでなく、汚れの付着を防ぐ役割もあります。
ペットがいる場合は掃除機だけでなく粘着クリーナーで
ペットがいるご家庭では、細かなペットの抜け毛などが多く落ちています。特にカーペットなどはペットの毛が絡まりやすく、掃除機では取りきることができません。

掃除機だけでなく、ペットのいるご家庭では粘着クリーナー(コロコロクリーナー)などを活用し、抜け毛の掃除をすることをおすすめします。
また、ペットのニオイが気になる場合は、消臭スプレーも併用すると、より効果的です。
夜遅くに掃除したい場合はフロア用ワイパーで
一人暮らしや夫婦共働きで昼間に掃除ができない、せっかくの週末は遊びに行きたいから掃除なんてやってられない・・・なんていうワガママ(笑)も、今の時代は掃除機を使わずにキレイにすることができます。

クイックルワイパーなどのフロア用ワイパー(モップ)を使えば、ほとんど音を立てずに掃除をすることができますから、夜中でもご近所さんに迷惑をかけずに部屋をキレイにすることができます。フロア用ワイパーが使えないカーペットも、粘着クリーナーを使えば、音を立てずに掃除をすることができます。
仕事で疲れてるんだから夜中に掃除なんてやってられない、休日は休みたいから掃除なんかする気も起こらないという方は、ルームクリーニングのプロに頼むのが良いでしょう。最近はメニューも豊富になっていますから、自分の気になる所だけをキレイにすることもできますよ。
壁や壁紙のお掃除
まずは全体を洗剤を使って水拭きし、汚れを落とすとよいでしょう。

その後、拭いただけでは落ちないしつこい汚れについては、部分的に歯ブラシなどで擦って落とすと、ある程度綺麗にできます。
ですが、タバコのヤニなど天井付近まで汚れていて、掃除が難しい場合などは、ハウスクリーニング業者へ依頼するとよいでしょう。
自分で対応しきれないと思ったら
お部屋の掃除は家中のお掃除をするときなどは、掃除のコツを知っていても大変です。
また、落としきれない汚れなどがあり、どうしても対応したい場合は、ルームクリーニングのサービスを利用しましょう。
ハウスクリーニングの業者で色々なお掃除のプランがありますので、お部屋をまるごと掃除してもらえるプランを探してみるとよいでしょう。