壁(壁紙)の掃除

お掃除テクニック

自分では気づきにくい壁の汚れ

お客さんに「壁が汚れてるね」などと言われて恥ずかしい思いをしたという人もいらっしゃるのではないでしょうか?

毎日見慣れてしまっている住人がなかなか気付くことができないのが壁の汚れの怖いところです。

壁は面積が床の数倍あり、しかも垂直なので、普段のお掃除ではなかなか手が回り切りません。

壁の種類によっては汚れが落としにくかったり掃除がしにくかったりするので、せっかく一念発起して掃除に取り掛かろうとしても、その方法が分からないことに気づいて手が止まってしまったりします。

壁のお掃除をする - 壁(壁紙)掃除のコツ

しかし、住宅の壁は白色系が主流なので、お掃除をしないでいると次第に、そして確実に汚れが目立つようになっていきます。

壁の掃除をいつまでも避け続けるわけにはいきません。

適切な方法や多少のコツを知ってさえいれば、壁の掃除はそれほど面倒ではありません。

そこで、このページでは壁掃除の手順や注意点等について解説します。

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壁にもいろいろ種類がある

住宅の居間や寝室、廊下、子供部屋などの壁(内装の仕上げ材)には、

  • 壁紙(クロス)張りの壁
  • 塗壁
  • 木質系壁材を使用した壁
  • タイル張りの壁
  • 調湿・消臭素材を使用した壁

など、さまざまな種類があります。

以下に代表的なものの特徴を挙げてみます。

壁紙(クロス)張りの壁の特徴

洋室の壁の大部分は壁紙(クロス)が張られている - 壁(壁紙)掃除のコツ

現在、住宅の壁に最も多く使用されているのが、一般に「壁紙」とよばれているクロス(裏面にノリが塗布してある壁紙)です。

壁紙(クロス)には次のような種類があります。

ビニールクロス

塩化ビニールなどのシートに紙を裏打ちしたもので、最も普及しています。

紙クロス

パルプの原紙にプリント加工やエンボス加工(紙の表面に無数の凸部を形成する加工法)を施したもので輸入住宅によく用いられていますが、最近は和紙やケナフなどさまざまな原料で作られるようになり、日本でも普及しています。

織物クロス

布製の壁紙で質感や風合いにすぐれていますが、他の素材に比べて高額で、しかもホコリを吸着しやすいのが難点です。

その他

環境に配慮した樹脂を使用したもの、薄く削いだ木材やコルクと紙を貼り合わせたもの etc.

ビニールクロスは比較的丈夫ですが、それ以外の素材は表面がデリケートなので、お掃除の際にキズやハガレが生じないよう気を付ける必要があります。

塗壁の特徴

漆喰(しっくい)壁は質感や風合いが好まれる - 壁(壁紙)掃除のコツ

塗壁には仕上げ方や工法により、砂壁や土壁、京壁(色味のよい土に麻や石灰などを混ぜて塗る伝統的な塗壁)などさまざまな種類があります。

塗壁は温暖湿潤な日本の気候・風土によく合い、調湿性や断熱性、防音性にすぐれているので、最近、見直されるようになっており、マンションなどの壁にも用いられるようになっています。

塗壁には次のような種類があります。

土壁(土もの)

京壁とも呼ばれ、上塗りされる土の種類によって「聚楽壁」「錆壁」などいろいろ種類があります。

珪藻土(けいそうど)壁

植物プランクトンの死骸が堆積した地層から採取される多孔質の土で、吸放湿性、保温性にすぐれており、石膏ボードやビニールクロスなどの表面に塗布したものを壁材として使用します。

漆喰(しっくい)壁

消石灰(水酸化カルシウム)に砂とノリなどを混ぜて土壁に上塗りしたもので、耐久性や調湿性、耐熱性にすぐれています。

プラスター

鉱物の粉末と水を練って上塗りした塗り壁で、石膏を基材とする「石膏プラスター」と、白雲母の加工物を基材とする「ドロマイトプラスター」があります。

その他

パルプや紙繊維をノリで練った繊維壁、火山灰を基材にした調湿機能の高い塗り壁 etc.

塗壁は表面がもろくてはがれやすく、また水拭きすると水分が内部に染み込んで逆に汚れを広げてしまうので、お掃除の際は特に注意が必要です。

木質系壁材を使用した壁の特徴

居間の壁に木質系壁材の使用が増えている - 壁(壁紙)掃除のコツ

木質系壁材は見た目が美しく、吸湿性や保温性も高いので、最近は壁材に使用されることが増えています。

木質系壁材には次のような種類があります。

天然木化粧合板

合板やMDF板(中密度繊維板)などの基材に木材の薄板を貼り付けたものです。

プリント合板

合板に木目などを直(じか)にプリントしたものです。

合成樹脂板

合板の表面に樹脂でコーティングした紙やビニールを貼り付けたものです。

挽材

無垢材で、普通の板のほか断面に凹凸のあるコペンハーゲンリブやログ(丸太)調のものなどがあります。

その他

木材の小片を接着剤で成形したパーティクルボード、防火指定された地域で使用可能な不燃処理を施した板材 etc.

タイル張りの壁の特徴

室内の壁材にも化粧タイルが使用されるようになっている - 壁(壁紙)掃除のコツ

通常は水回りの壁に使用されますが、デザイン性や耐久性、耐水性にすぐれているので、居室や寝室などにも用いられるようになってきています。

消臭性や調湿性のある素材のタイルもあり、さらに表面の質感(テクスチャー)やデザイン、カラーのバリエーションが増えているので人気が高まりつつあります。

調湿・消臭素材を使用した壁の特徴

壁材としての珪藻土の使用が増えている - 壁(壁紙)掃除のコツ

最近では、基材を特殊加工したり、基材に珪藻土を混ぜたりして調湿性、消臭性を持たせた壁材も登場しています。

パネルや塗り材など形態はさまざまで、湿気やニオイがこもりやすいクローゼットや洗面室などの壁にも用いられるようになっています。

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壁は素材によって掃除の仕方が異なる

壁紙(クロス)張りの壁の掃除の仕方

普段のお手入れ

ハタキでホコリをはたき落として掃除機で吸い取ったり、直接掃除機で吸い取ります。

手あかなど目立つ汚れはお掃除用中性洗剤を薄めたお湯で湿らせた雑巾やクロス(布)などで、上から叩くようにして拭き取り、水を含ませて固く絞った雑巾などで押さえつけるようにして洗剤の成分を拭き取り、仕上げに乾いた雑巾などでやさしく乾拭きします。

はたきと雑巾で壁紙(クロス)を掃除する - 壁(壁紙)掃除のコツ

念入りなお掃除

汚れが落としにくい時は、歯ブラシなどに中性洗剤を含ませて上から叩くようにこすり、水を含ませて固く絞った雑巾などで押さえつけるようにして洗剤の成分を拭き取り、仕上げに乾いた雑巾などでやさしく乾拭きします。

油汚れなどがんこな汚れには、壁紙専用の洗剤やペイントの薄め液を布などに染み込ませて拭き取り、水を含ませて固く絞った雑巾などで押さえつけるようにして洗剤の成分を拭き取り、仕上げに乾いた雑巾などでやさしく乾拭きします。

なお、ビニールクロスは貼り合わせ部分に水が浸入するとはがれる恐れがあるので、雑巾などは必ず固く絞り、忘れずに乾拭きしましょう。

また、紙クロスや織物クロスは水や洗剤がシミになる恐れがあるので、固く絞ったクロスなどで軽く拭く程度にしておきましょう。

塗壁の掃除の仕方

普段のお手入れ

ハタキでホコリをはたき落として掃除機で吸い取ったり、直接掃除機で吸い取ります。

さらに乾燥を心掛ければ、カビ予防になります。

特に塗りたての壁は湿っているので、しっかり乾燥するまで最低3か月は風通しに気を配る必要があります。

塗壁は風通しに気を配るとカビ予防になる - 壁(壁紙)掃除のコツ

念入りなお掃除

塗りの仕上がりが硬い場合は消しゴムで汚れを落とせる場合もありますが、落とせない場合はサンドペーパーでやさしく研磨して削り落とします。

オリジナルの塗り材が入手可能であれば、上塗りして汚れを消すこともできます。

その場合、一部分だけ塗り直すと目立ってしまうので、壁一面を塗り直すか、または違和感が生じないよう、うまくぼやかすなどの工夫が必要です。

木質系壁材を使用した壁の掃除の仕方

普段のお手入れ

ハタキと掃除機でホコリを取ってから、柔らかい雑巾などで乾拭きします。

水拭きする場合は、木材の変色や反り、継ぎ目のひび割れの原因となるので雑巾などは必ず固く絞り、その後の乾拭きを忘れず行ってください。

木質系壁材を拭く雑巾は固くしぼる - 壁(壁紙)掃除のコツ

念入りなお掃除

汚れがひどい場合は、お掃除用中性洗剤を薄めたお湯で湿らせたクロスなどで、上から叩くようにして拭き取り、水を含ませて固く絞った雑巾などで押さえつけるようにして洗剤の成分を拭き取り、仕上げに乾いた雑巾などでやさしく乾拭きします。

汚れが内部に染み込んで取れない場合は、サンドペーパーで研磨してからニスなどを塗り直します。

その際、塗り直した部分と周囲とに違和感が生じないよう、うまくぼやかすなどの工夫が必要です。

タイル張りの壁の掃除の仕方

普段のお手入れ

ハタキと掃除機でホコリを取ってから、柔らかい雑巾などで水拭き・乾拭きします。

重曹スプレーは壁のお掃除でも活躍する - 壁(壁紙)掃除のコツ

念入りなお掃除

汚れがひどい場合は、お風呂場用中性洗剤などタイルに適した洗剤を薄めたお湯で湿らせたクロスなどで拭き取り、雑巾などで水拭き・乾拭きします。

それでも取れない汚れは、お風呂場やトイレの壁と同様に、洗剤に代えて重曹スプレーや塩素系漂白剤を薄めた水を使用します。

なお、クレンザーやナイロンたわしはタイルの表面を傷つけるのでご使用はお避けください。

調湿・消臭素材を使用した壁の掃除の仕方

普段のお手入れ

塗壁と同様にハタキと掃除機でホコリ取りをするだけで十分です。

念入りなお掃除

ひどい汚れを落とす場合、不用意に洗剤や雑巾を使用すると掃除しないと表面が傷付いたり劣化・変色する恐れがあるので、必ず製品の使用上の注意に従ってお掃除してください。

使用が可能であれば、お掃除用中性洗剤を薄めたお湯で湿らせたクロスなどで、上から叩くようにして拭き取り、水を含ませて固く絞った雑巾などで押さえつけるようにして洗剤の成分を拭き取って、仕上げに乾いた雑巾などでやさしく乾拭きします。

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壁のこんな汚れも落とすことができる

子供の落書きの落とし方

壁の子供の落書きは落とせる - 壁(壁紙)掃除のコツ

鉛筆やクレヨンの落書きは消しゴムで落とせます。

サインペンなど水性インクの落書きも、お掃除用中性洗剤で落とせますが、落とせないものは消毒用アルコールを使えば落とせます。

ただし、インクが壁材の内部に浸み込んでいる場合は完全に落とし切ることは困難です。

油性ペンの落書きは、マニキュア落としの除光液やペイントの薄め液で落とせますが、やはりインクが壁材の内部に浸み込んでいる場合は完全に落とし切ることは困難です。

タバコのヤニによる黄ばみの落とし方

タバコが壁をヤニで汚す - 壁(壁紙)掃除のコツ

程度の軽いものはお掃除用中性洗剤で落とせますが、落ちない場合は消毒用アルコール、また重曹水または塩素系漂白剤を薄めた水で落とします。

ただし、タバコのヤニの汚れはプロのハウスクリーニング業者でも完全に落とし切るのにかなり苦労するそうなので、壁紙の張り替え、塗り壁や板壁の研磨、タイルの貼り替えなどの方が手っ取り早いかも知れません。

家電の背後の静電気汚れの落とし方

テレビは壁の静電気汚れの原因になる - 壁(壁紙)掃除のコツ

テレビなどの家電製品が発する静電気が煤煙やホコリ、油煙などを吸い寄せるため、家電の背後の壁には汚れが知らず知らずのうちに溜まっていることが少なくありません。

そうした“静電気汚れ”は、軽いものは掃除機と乾拭きで簡単に落とせますし、それで落ちない場合もスポンジでこすったり、お掃除用中性洗剤や重曹水などを含ませて絞った雑巾などで叩くように拭けば落とせます。

お掃除以上に大事なのが、静電気汚れの予防です。

家電と壁の距離を離したり、家電と壁の間に衝立(ついたて)などを立てたり、家電の吸排気口の周辺を洗濯用柔軟剤やヘアリンス(帯電しにくくなる陽イオン界面活性剤を含んでいます)を薄めた水で拭き掃除をすれば、ホコリなどを吸い寄せにくくなります。

日焼けによる退色や変色の落とし方

直射日光は壁を日焼けさせる - 壁(壁紙)掃除のコツ

日焼けによる退色や変色は、壁紙の張り替え、塗り壁や板壁の研磨、タイルの貼り替えが必要になります。

壁の日焼けを予防するためには、直射日光にさらされないよう工夫することが最も簡単で確実な方法です。

木質系壁材には日焼け防止剤が市販されているので、試しにお使いになってみるのもよいでしょう。

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お掃除ついでに壁の補修も

キズの補修の仕方

タイル壁のひび割れは補修できる - 壁(壁紙)掃除のコツ

お掃除していて木質系壁材の継ぎ目や塗り壁、タイルにキズやひび割れが見つかったら、市販の修理用パテでキスやひび割れを埋めてヘラなどで平にします。

そしてパテの上から木質系壁材ならニス、塗壁なら塗材、タイルなら同じ色の塗料などを塗って目立たなくします。

ハガレ

壁紙(クロス)のはがれも補修できる - 壁(壁紙)掃除のコツ

壁紙(クロス)はお掃除の影響がなくてもはがれやすいので、はがれを見つけたらその両側にマスキングテープを貼ってから、壁紙専用のノリ(市販の澱粉ノリで代用できます)で貼り直します。

貼り直した上からローラーで空気と余分なノリを押し出し、ノリを均等に広げると仕上がりがキレイになります。

研磨・塗り直し

木質系壁材のキズはペイントなどを塗り直せば補修できる - 壁(壁紙)掃除のコツ

元々塗ってあった塗料やニス、塗材が入手可能なら、汚れやキズ・コスレを見つけ次第、サンドペーパーなどで広めに研磨してから、周囲にうまく溶け込むようにうまくぼやかして塗り直します。

塗壁の場合、オリジナルの塗材が手に入らなかったら、新しい塗材で壁一面を塗り直すのもひとつの手です。

ただし、DIY(日曜大工)の素人にはハードルの高い作業となるので、自信のない方は専門の業者などにご相談された方がよいでしょう。

壁紙(クロス)の貼り替え

汚れのひどい壁紙(クロス)は思い切って貼り替えてしまう - 壁(壁紙)掃除のコツ

ホームセンターなどで壁紙(クロス)の貼り替えに必要な材料や道具類を販売しています。

DIYに自信がある方はご自分でやってみるのもよいでしょう。

ただし、これもやはり素人にはハードルの高い作業となるので、自信のない方は専門の業者などにご相談された方がよいでしょう。

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<ハウスクリーニング業者の活用>

家の壁が広すぎて掃除が大変だったり、壁材に適した掃除方法が調べても分らないという方は、一度、ハウスクリーニング業者にご相談されてみてはいかがでしょう。

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